春夏秋冬

さて日々の雑事に追われているうちに5月も終わりが近づいてきました。
5月はいい季節ですが、庭仕事が忙しくてこれっぽっちも楽しめなかった気がします。

一年が過ぎるのは早いです。
そしておそらく、庭についてじっくり考えられるのはこの世でコタツの中だけです。
もちろんコタツが活躍するころには寒くて庭に出られません。
来年の春はどんな花を植えようかと、頭の中でバラ色の植栽計画を練り上げます。

しかし暖かくなるころにはコタツの中で考えた素晴らしき計画は半分くらいがどこかに消えてしまいます。
さらに現場（庭）では植えた覚えの無い球根植物が芽を出しさらに計画を混乱させます。
あったはずの宿根草が消えていることに発見するのもこの時期です。

おまけに冬の間は妄想の中で何でも好きなだけ買えた苗や球根なのに、実際に買おうとすると意外と高くつくことに気づきます。
そして自分の予算がそんなにないという悲しい事実にも。

でも悩んだり悲しんだりする時間はありません。
なんといっても一年に一度の春です。植えなきゃ、掘らなきゃ、見なきゃ。

というわけで毎年春は混乱のうちに過ぎます。

梅雨時期にちょっと反省します。

真夏は暑くて現状維持が精一杯です。

秋になれば気候は良くなりますが、その頃になると今から咲く花が少ないことに気が付いて、計画ガン無視で秋咲きの花を求めます。
そして植えられるもんなら何でも植えてやる、とばかりに球根を植え、しばらくするとそのことを忘れます。

そうしてコタツが出てくると、また懲りずに極楽鳥色の植栽計画を…。

このように行き当たりばったりな日々は過ぎていくのですね。

そして多分わたしは来年の春も同じようなことを同じような時期にブログに書くことでしょう。
進歩というものを学べるのはいつの日でしょうか。

しかし『園芸家12ヶ月』を著したカレル・チャペックが同じようなことを半世紀以上前に書いているところを見ると、ガーデナーというのはいつの時代も同じようなものなのでしょう。
探せばエジプトの壁画にも同じことが書いてあるかもしれませんね。
…といってしまったら一年一年丁寧に計画をたててる方々に逆に失礼か。失礼しました。



品種の分からないアヤメっぽい花ですが、けっこう長く咲いています。
毎年毎年わたしが同じことを繰り返している間に、この花は着実に花数を増やしていってます。
わたし負けましたわ（回文）。


初夏の花ユキノシタも白い雪のような花をつけ始めました。

ていうかユキノシタ殖え過ぎ…。

あとはシャクヤクです。倒れてます。

シャクヤクが咲くと春が終わって梅雨になるのだなぁという気がします。

フウロ草の‘オリオン’です。

購入一年目のせいかちょっとヒョロヒョロ＆スカスカ。
これからわさわさになってくれるでしょうか。

背景の赤いバラはカクテルです。


今日のバラはつるバラのカクテル。。

いつまでたってもHPに専用ページをUPできない。ごめんね。

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