農家の常識は社会の非常識だから…『百姓貴族』

昨日の最低気温は3度。
冬至の日に比べて1時間32分、日が長くなりました。

最近買って面白かった漫画を紹介します。

『百姓貴族』

作者は有名な漫画家さんです。
そんな作者さんが実家である北海道の百姓経験を活かして書いた百姓エッセイ。

面白いという評判は聞いていたものの、本屋を探しても置いていなかった百姓貴族。
『淫辱学園○○』とか『SM××』とかいうタイトルが並ぶコーナーまで探しに行きましたが、とうとう見つかりませんでした。
仕方ないので通販で買いました。（【送料無料】百姓貴族（1））

でも買った甲斐がありました。
とても興味深く面白く、生活の役に…は立たないかも知れませんが。
とにかくあまり知られてない蝦夷の百姓ライフは必見です。

かくいうわたしも、茨城の農村地帯で百姓の家の子として育ちました。
（今はもうやってません。私が趣味で野菜育ててるくらい）
なので農家の常識はある程度しみこんでる…と思っていたのですが。

そんな自分でさえ『いや、ありえないでしょ！？』といいたくなるのが、北海道の百姓感覚。
ありえん事の連続です。

・土地はヘクタール単位で言ってくれないとわからん！
・畑では鮭が捕れます。
・畑ではエゾジカも獲れます。
・敷地には川が流れてるのが普通です。
・水が無ければ牛乳を飲めばいいのにぃ。etc.

まさに農家の常識は社会の非常識！
って、それ北海道の農家限定だから！茨城じゃ聞いた事もないから！

ただ同じ農民（出身）として『あ～あるあるｗ』と思ったのが、
・野菜を買ったことがない。（あらゆるものを物々交換）
・メロン食い飽きた、そして食べるときは半分に切ってスプーンですくって食べる。
（茨城もメロンの一大産地です）

…当然メロンは漬物にして食べてたんだろうな。
と思うと、遠い北海道の人たちに親近感が沸きます。
（小さいうちに間引かれたメロンは瓜そっくりの味なので漬物になるんですよ）

というわけで農民の方もそうでない方も。
おすすめです。

ちなみに繁忙期は朝から晩まで馬車馬のように働くというのも一緒です。
…だから私は農家（になるの）をやめました。

昨日は雨がふってましたので。

雨が降るとネコヤナギが取りたくなります。

クモマグサ。

こうしてみるとノバラにも見えてきます。

ツボミは赤くて可愛い。

今はバラ苗の購入時期ですので、ノバラ（原種のバラ）を買おうかどうか迷い中。